Fooのその時日記

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2017年03月



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 子どもからお年寄りまでが食卓を囲んで集う居場所「ふらっとカフェ鎌倉」が鎌倉市内でスタートした。NPO法人など15団体が協力して「食事付き寺子屋」を目指し、孤食や栄養不足など食の質が低下しがちな人々をサポートする。

 中心となっているのは、市生涯学習センター内のコミュニティーカフェ「きららカフェ」の運営に携わってきた渡辺公子さん(74)。渡辺さんは、1人暮らしのお年寄りが毎日カフェに通ってくるのを見たり、親が共働きで帰りが遅く食生活が乱れがちな子どもの話を聞いたりして食の課題を感じていた。

 安価でバランスの取れた食事を提供し、誰もが集える「食事付き寺子屋」のような場所をつくろうと、渡辺さんの趣旨に賛同した飲食店経営者や子育て中の母親らとともに立ち上げを準備。今月22日に定休日の飲食店を借り、1回目を開催した。

 子ども8人、70~80代が6人、ボランティア15人が集まり、けんちん汁や肉野菜炒めなど9品をつくって食卓を囲んだ。食事代を中学生以下200円、大人400円に設定し、食材の一部は寄付で賄った。

 ふらっとカフェ開催のためのスペース提供を承諾してくれた協力施設は4~5カ所ある。老人ホームやコミュニティーカフェなど、場所を変えて定期的に開催していく予定だ。

 ゆくゆくは子どもの学習支援や、食品ロスを減らすためのフードバンク立ち上げも思い描いているという渡辺さん。「食は生きる原点。食でみんなを笑顔にしたい」と意気込む。

 運営資金や食材の寄付も募っている。次回の開催日など問い合わせは、渡辺さん電話090(5199)1654。

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